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診療内容

関節リウマチ

自己免疫性関節炎の中で最も多くみられるタイプです。
関節リウマチ患者のおおよそ75%は女性で、女性の1~3%はその一生のうちに関節リウマチにかかっています。
疾患は30歳から50歳の間に発症することが多いですが、どの年代でも起こりえます。

原因

関節リウマチは自己免疫性疾患です。

通常、免疫システムは炎症を起こすことによって、バクテリアやウィルスなど人体に侵入した異物を攻撃しますが、この自己免疫に異常があると誤って健康な組織を攻撃してしまいます。

この異常な免疫システムが大量の炎症を作り出して関節を攻撃すると、関節に痛みと腫れが起こります。

炎症による攻撃が長く続くと、関節を包む滑膜が腫れて、骨や軟骨にダメージを与えます。
一旦ダメージが起こると元にもどすことはできません。

このような免疫異常がなぜ起こるのか、原因はわかっていませんが、家族に既往があると罹りやすいというエビデンスがあります。
関節リウマチ

症状

関節リウマチは慢性の疾患で、関節の痛み、こわばり、腫れ、関節が動きにくくなるなどの症状があります。
関節のこわばりは朝に一番ひどいことが多く、1~2時間(ひどい時には1日中)続くこともあります。
この朝に長時間こわばる症状は骨関節炎など他の疾患ではみられないため、関節リウマチを罹患しているということがわかります。

手や足などの小さな関節に発症することが多いです。

関節リウマチで起こりえる他の徴候、症状には以下のようなものが含まれます:
  • 疲労感
  • 微熱
  • 食欲低下
  • 関連する障害シェーグレン症候群からくるドライアイ、ドライマウス
  • リウマチ結節と呼ばれる硬いこぶ‐ ひじや手の皮膚下にできる

診断方法

血液検査、関節や内臓の検査、レントゲンやエコーの画像検査によって診断します。

血液検査では関節リウマチにみられる血液中の抗体がないか検査します。抗体とは血液中に発生する小さなタンパク質で、抗原と呼ばれる異物を攻撃します。
しかし、抗原は関節リウマチの無い人にも見られることがあります。これを偽陽性といいます。
血液検査ではまた、高レベルの炎症が無いかも検査します。

関節リウマチで良くみられる血液検査の異常には以下が含まれます:
  • 貧血(赤血球数の減少)
  • リウマチ因子(抗体はリウマチ患者の約80%にみられます。が、リウマチの初期では30%ほどです)
  • 抗CCP抗体(リウマチ患者の60~70%にみられます)
  • 赤血球沈降速度(関節内の炎症の規模を検査します)
レントゲン写真は関節リウマチの探知に役立ちますが、初期段階では正常に見えるかもしれません。ですが、病状が進行した場合に初期の写真と比較ができるので役に立ちます。
MRIやエコー検査は関節リウマチの重度を確認するのに実施します。

治療方法(非外科的治療)

関節リウマチには根治させる治療法はありません。 現在の治療法における目的は患者様の症状を緩和し、日常生活を正常レベルまたはそれに近いレベルに維持することです。適切な薬剤を使用すれば、症状が出ずに過ごすことができます。この症状が完全にコントロールされている状態を寛解といいます。

現在では関節リウマチの症状に有効な抗炎症剤や注射があります。

足や足趾の変形に対応した靴の作成も有効です。
足のアーチ部分や足首に症状がある場合は、足底が舟底の形をした靴にインソールを入れて着用すると足のサポートになります。
足首のブレースや固定ブーツを着用する場合もあります。

治療方法(外科的治療)

関節リウマチが進行して、足や足首の変形や軟骨の損失がみられる場合は再建外科手術が考慮されることもあります。
再建外科手術方法は、関節リウマチによって生じた足趾の屈曲、関節部の軟骨の損失など、症状によって決定します。

かなり進んだ関節リウマチには関節固定術や関節置換術(人工関節に入れ替える)などが有効です。

リウマチ結節の切除術など小規模な手術が行われることもあります。

予防

関節リウマチを予防する確実な方法はありません。
しかし、早期に積極的な治療を行うことによって症状をなくす、進行を遅くすることは可能です。

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