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診療内容

胼胝(べんち)・鶏眼(うおのめ)

 胼胝および鶏眼は,間欠的に圧迫や摩擦を受ける部位に生じる限局性の角質増殖である。胼胝は、より表層で皮膚のより広い範囲に及び、通常は無症状である。鶏眼は、より深在性、限局性でしばしば疼痛を伴う。診断は病変の外観による。治療は用手的に病変を削り取ることであり、角質溶解剤を併用することもある。

原因

 摩擦など外部からの負荷が原因であり、これらが機械的刺激となって発症する。ヒール、サイズの合わない靴、足の骨の変形、正常でない歩行、運動、職業性などが関係する。

症状

 胼胝は通常は無症状であるが、摩擦が極端な場合には刺激感が生じ、軽度の不快な熱感を引き起こすことがある。ときに、この不快感が趾間神経痛に酷似することがある。鶏眼は疼痛や圧痛を伴うことがある。ときに滑液包または液体で満たされたポケットが鶏眼の下に形成される。

診断

鶏眼は厚くなった皮膚をメスで削り取ることで、足底疣贅や胼胝と鑑別できることがある。角質を削り取ると、胼胝であれば平滑な半透明の皮膚がみえるが、疣贅では境界明瞭で、ときに組織が軟らかく浸軟していたり、中心に毛細血管の血栓形成を反映する黒点(出血点)がみられたりする。鶏眼は角質を削り取ると、境界明瞭で黄色から淡黄褐色の半透明の芯がみられ、それによって真皮乳頭層の正常構造が分断されている。
 外力がまったくかからない土踏まずなどに角質の増殖が見られる場合は、ウィルス性の尋常性疣贅(いぼ)との鑑別が必要。

治療

(1) 保存的治療
① 角質溶解剤(サリチル酸製剤)
② 緩衝材
③ インソール
④ 足に合った靴の選択
⑤ 外科的治療
メスやレーザーなどで外科的に除去する。局所麻酔や角質溶解剤を使用する場合もある。

予防

(1) つま先に力が入る,重心が内側・外側にかかる,等の歩き方のくせの補正
(2) 足に合った靴の選択

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