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診療内容

三角骨による痛み


三角骨は距骨後突起の後方に位置する過剰骨の一つであり、健常者での出現率は10%前後とされており、2/3は片側性である。過度の底屈により三角骨または巨大な後突起が脛骨と踵骨に挟まれることで疼痛が誘発される。クラシックバレーやサッカーなど繰り返される微小外傷により徐々に症状が出現する。

原因

原因は、三角骨障害は過剰骨が原因となって起こる。三角骨は距骨の真後ろにある過剰骨で10人に1人に存在する過剰骨である。この過剰骨は生まれつきあるものと、距骨の後ろの突起が激しい運動によって骨折を起こしてできたものとがある。この三角骨が脛骨と踵骨の間にはさまって、痛みや種々の障害を起こす。

症状

症状としては、外くるぶしとアキレス腱の間の奥が痛んだり、その場所を押すと痛みを感じるというものである。

診断

X線で三角骨が認められれば診断は簡単で、足を底屈してX線の側面像を撮ると、三角骨がはさまっている状態が映る。
検査
ダーモスコピー(dermoscopy):明るい照明下で、無反射条件下で10~30倍程度に拡大して皮膚を観察し、ほくろやメラノーマの診断を行うための方法で健康保険が適用されている。肉眼では判断の難しい病変でも診断の精度が 2割ぐらい向上することが示されている。

治療

(1)保存的治療
症状の出ている場所に痛み止めと炎症止めの注射をすると効果がある。スポーツの現場では、足が下に向かないような底屈制限サポーターもよく使用される。
(2)外科的治療
注射や装具で効果がない場合には、手術によって三角骨を切除する。最近では、大きく皮膚を傷つけることなく、後方から関節鏡を使用して切除する。

予防と注意点

(1)足全体を下に強く曲げると痛む場合は、この余分な骨の存在を疑い、極力足を下方へ曲げないように心がける。
(2)足関節の後方が痛むので正座は避ける。
(3)痛み出してすぐは、痛みが起こる動作を避ける。

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