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診療内容

外脛骨によるもの

外脛骨とは舟状骨内側にある副骨で、舟状骨と半関節を形成し、後脛骨筋の一部が停止する。外脛骨障害は約20%の人に見られ、足部の過剰骨としては最も多いのだが、治療を必要とするほどの痛みは以外と少ない。思春期のスポーツ選手に多く、舟状骨内側の突出部に一致して疼痛を訴える。

原因

外脛骨と舟状骨の間の軟骨板が外傷により損傷し、後脛骨筋腱の繰り返される牽引力により生じた線維組織の炎症、骨軟骨炎、ないしは軟骨板偽の偽関節と考えられる。スポーツ活動による慢性的な応力の集中、捻挫や打撲、靴による圧迫により発症する。

症状

外脛骨部の疼痛(スポーツや歩行)、腫脹、圧痛をきたす。発症年齢はおおむね8歳以降であり、骨端線閉鎖以前の症例も多い。

診断

スポーツ歴、外傷歴、舟状骨内側の突出・圧痛、骨性隆起が認められ、同部に自発痛および圧痛を伴う。発赤、腫脹などは認められない。扁平足の有無。X線画像にて舟状骨の変形(分裂、肥大)を認める。

治療

(1)保存的治療
 ①最も大切なのは運動の制限である。疼痛が強い場合にはNSAIDSの内服あるいは外用薬を処方する。
 ②捻挫などの外傷があり、急性炎症性所見がある場合には、足部内がえし足関節軽度底屈位でギプス固定を行い4週間の免荷を指示する。ギプス固定の後UCBL型足底押板を用いて荷重を開始する。
 ③慢性例にもと疼痛や腫脹が強い場合には装具治療を行う。
 ④骨性隆起部の痛みにはドーナッツパッドなど直接的な圧迫刺激を避けることが肝要である。
 ⑤保存療法は一般に3~6か月施行する。
(2)外科的治療
 ①ハイレベルのスポーツ選手には手術治療を検討する。
 ②軟骨結合を切除し骨接合術を行う報告もあるが、癒合不全や骨の突出が問題となる事があるため、一般的には切除手術を選択することが多い。
 ③単純摘出やKidner変法の術後は軽度内反尖足位で3週間ギプス固定を行い、その後アーチサポートを用いて部分荷重を開始する。

予防

運動量を減らすことが重要だが、突出部が靴で圧迫されることも一因なので靴の縁が当たらないように改良する。

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