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診療内容

外反偏平足

足は3つのアーチ(内側縦アーチ、外側縦アーチ、横アーチ)で形成されている。扁平足とはこれらのアーチが過回内の動きにより低下、土踏まずが消失した状態をさす。過回内の足での歩行は、地面からの衝撃をうまく吸収できず、足裏が疲れやすい、痛みが出やすい等の症状が起こる。また、外反拇指や足底筋膜炎といった足病に扁平足が伴うことが多く見られる。

原因

(1)内的要因  過回内
子供の足は、成長とともに筋肉が発達し3歳から7歳くらいで土踏まずが完成する。この筋肉の発達が何らかの原因でうまくいかない場合がある。関節弛緩小児では、加重しなければ問題ないが、起立すると足の骨のアーチ構造が体重によって押し込まれ扁平となる。この場合、踵骨が外反となるため「外反扁平足」の形となる。 
関節弛緩以外にも、先天性垂直距骨など特殊なものもある。ダウン症の場合は全体的に関節が緩いことが原因になることがある。肥満児は体重を支えようと脚を広げるのでX脚と一緒に発症することがある。

(2)外的要因 なし

症状

(1)立った時に土踏まずが不明瞭になり、足の内側が床につく。
(2)立った時、踵部分を後ろから見ると踵骨が内側に倒れている。
(3)歩行、ジャンプ、立つことや足を広げてバランスを保ちにくい。
(4)歩幅が狭い、歩行で疲れやすい。
(5)大きな運動時、膝や股関節に痛みがある。

改善が見られない場合、強制靴やアーチサポートなどの装具を使用しつつ経過観察をするが、外反扁平足は扁平足の中でも重症化し、歩行困難となることがある。また、合併症として、外反拇指や、開帳足や浮き指は外反扁平足のアーチ崩れが原因で起こってくる。

診断

(1)立位でのX線写真:骨の変形はないが配列が平らになりアーチがなくなっている。

治療

(1)保存的治療

①装具

  • 足底装具により扁平した足裏のアーチを上げることで、痛みや負担を軽減する。
  • アーチサポート付き足底押版を使用する。
②靴型装具

③鎮痛
足の裏の痛み、炎症がある場合鎮痛消炎剤を使用することがある。

(2)外科的治療
なし。

予防

幼児期は成長とともに筋肉が発達し、足の裏のアーチが形成されることがある。年齢や体格にあった適正体重を保つことや、足裏の筋肉をつける運動や体感の筋肉の発達を促すことで全身のアライメントを整え反張膝やX脚などを防ぎ小児外反扁平足の予防に有効である。

(1)幼児期

①はだしの生活を心掛け、足の指を使い足の裏の筋肉を鍛える。
②サイズの合った靴を選ぶ。
③つま先立ちや足の外側を使って歩く練習をする。
④鼻緒のある履物を使う。
⑤足ジャンケンで遊ぶ。

(2)2成人期

①体格にあった適正体重を保つ。
②後脛骨筋やアキレス腱が固くなるためストレッチ体操を行う。
③足底の筋肉を鍛える運動。
④踵の外反を予防するために、踵の入る部分の固いものを選ぶ。
⑤アーチサポートの使用。

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