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診療内容

爪甲肥厚(そうこうひこう)

あるデータによれば65歳以上の高齢者の44%に足の母趾の肥厚爪がある。また、爪が肥厚した状態は下肢機能の低下へとつながり、放置することは転倒リスクの上昇をもたらす。

原因

 爪甲の発育方向が上方を向くにつれて、爪甲は分厚くなる。したがって、爪甲下に角質増殖が起きると、爪甲は上方を向いて発育することになり、分厚くなる。また、爪甲の伸びるのが妨げられても爪甲は分厚くなる。黄色爪症候群、爪甲鈎彎症、爪白癬などがある。

症状

 ほとんどは無症状であるが、陥入してくると痛みや化膿創を伴う。

診断

初期は趾を爪甲と足底を上下に挟んで爪の硬さを観ると親指の硬さが他の指より硬い場合は、拇趾の爪が厚くなってきている状態である。中期には爪の表面が波の様に盛上り先に行くほど厚くなってくる。最終的には爪が厚くなりテント状になる。最後には爪が丸くなるか、爪が上を向いて伸びるようになる。

治療

(1)保存的治療
爪の中に白癬菌が感染している場合(爪水虫)の場合は、まず、爪水虫に対する治療が優先となる。

①爪切り
爪の肥厚が進行し自分で爪を切るのが難しい場合は、医療機関受診をすすめる。

②靴の指導
つま先の部分が圧迫されるような靴を着用していると、圧迫されている足指の爪だけが生えるスピードが遅くなったり、その爪だけ厚くなることがある。爪も胼胝と同じように継続的な圧や摩擦で厚くなることがある。

(2)外科的治療

③爪甲除去術
麻酔を行い、爪を根本から抜く。術後3ヶ月から半年程度、爪を薄く生やすための処置を続ける。

予防と注意点

 予防としては、足の指でグー・チョキ・パーをしたり、足の指で何かをつかんだりするなどの体操や尿素配合クリームを爪に丁寧に塗り込み、保湿効果を高めるフットケアなどがある。

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